Episode1-2 『恋多き16歳』

AboutページのEpisode1の続きです。
Blogの方で小話として更新しようと思います。

オーストラリアにいたあの頃、16歳だった男の子の淡い恋の話し。

仲の良かった16歳の男の子(以下16)、彼はオーストラリアのハイスクールに行く目的で語学学校の同じクラスで授業を受けてたんですが。
16はクラスにいた、とあるアジアの国から来ていたの可愛い女の子(以下ジーン<仮名>)の事が好きで、二人は僕がよくやっていたBBQに来ていた。

BBQ会場のハーバー沿いで16とサシで恋バナをしていると、ジーンたちがやってきて4人くらいでの雑談になった。
「テルさん、なんであんなにタイ人にモテるんすか!?」(いや僕が知りたい)と
当時なぜかタイ人に大人気だった僕の話しから、良くある恋の話しになっていた。

すると突然、16が少し離れた時にそっとジーンが僕にだけ「彼が私の事を気にしてくれているって知ってるの。でも彼に対してはlikeでloveじゃないの」って言ってきた。
英語だから油断したのと、タイミング悪く16が近くに来てしまい、たまたまその会話が16に聞こえてしまい。
急に鞄を持って走り出していった。16歳なんで何するか分からないし、後を追って引き止めた。

暴れる彼をなだめるも、16は僕の手を振りほどき泣きながら言う。
「こんなに人の事を好きになった事無いんですよ、テルさん!」
手をはねのけてどこかに行こうとする16を、とにかく押さえこみ、話しをしようと言うと
「わかりました、ちょっと1人にして下さい」と少し離れたところで気を落ち着かせていた。

その後、16も落ち着いて色々彼の話しを聞く。
「彼女には僕くらいの弟がいるから駄目かなって思ったけど
頑張ろうって思ってた矢先の話だから凄いショックだったんです。」

16もジーンと2人で話しをして
彼なりに落ち着きを取り戻していった。

彼が前に言ってた
「オーストラリアで勉強して英語話せるようになったら
彼女の国に行って、彼女の話す言葉を勉強したい」って。

落ち着いた彼が
「テルさんとか、皆んな本当に僕の事を心配してくれる人が居てくれたから
今もまだ傷ついてるけど冷静になれたんです。ありがとうございました」って。
普通言えない、そんな事。

16歳でこんなにも好きになった人に振られて自分の気持ちだけでいっぱいにならずに
周りに対して感謝の気持ちを持てる奴なんてそうそういない。

お前の気持ち思うと言えなかったけど。ジーン、明らかに二重に整形してたけどな。

数日後、新しくできた好きな女の子にメールを送ろうとして
教えてもらったメアドにメールしてみるも、
僕ん家で30分かけて草案錬って送信ボタンを押したとたん
落胆した君の姿は一生忘れない。

なんで、そのメアド間違ってるんだろうね。
本当に同情したよ、俺。

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