【アクセス数が1.6倍アップ!?】アイドルビジネスを通して見る、企画の有用性と心理的効果を探求します!

どうも、フリーランスでフロントエンド/マークアップ/WebデザインをしていますQOOPU.NETのテルです。

世の中には多種多様な企画が存在していて
そういった企画が、日々ブランド/商品のPRで優位に立とうと、しのぎを削っています。

最近だと、SNSでも多くシェアされていたフォルクスワーゲンの
スペル・ミス・キャンペーンが印象的でしたよね。

今回は、アイドル業界を通してキャンペーンを見てみようと思います。
五五七二三二〇と言う女子中学生8名によるロックバンドを覚えていますか?

「ココナッツサブレ」の発売50周年イベントキャラクターの私立恵比寿中学が扮するイメチェン企画だったものです。
謎の女子中学生8名がキレッキレのロックを演奏しているミュージックビデオを見た時は本当にびっくりしました。
で、実際見た時に「え、誰?マジで誰なの?」と思い検索しました(笑)
インパクトを与え、アクションをユーザーに起こさせた時点でこの企画は成功です。

● ユーザーに興味を持たせる心理的効果

では一体、このキャンペーンの何がユーザー心理に作用したのでしょうか。

広告宣伝やテレビ番組でもよく利用される効果に、カリギュラ効果というものがあります。

「カリギュラ効果(カリギュラこうか)とは、禁止されると、かえって余計にその行為をやってみたくなる心理のことである。
一例としては、「お前達は見るな」と情報の閲覧を禁止されると、むしろかえって見たくなるなどの心理が挙げられる。」
from Wikipedia

まさにこれです、急にひょっこり現れた謎のバンド。
謎であればあるほど、その存在をもっと知りたくなってしまうものです。

<私立恵比寿中学 五五七二三二〇キャンペーン ユーザーアクションの流れ>

恵比寿中学の名前を伏せて、謎のバンドとしてメディアに乗せる

ユーザー「あれは誰だ誰だ!?」

ユーザーが探しだす(アクション)

実際に探して、一部のユーザーが特徴から誰かを探し当てる

更にSNSで拡散され話題になる

 

訪問者数の推移をSimilarWebで見てみると

img_ebichu

http://www.similarweb.com/website/shiritsuebichu.jp
私立恵比寿中学公式サイトへのアクセスが
キャンペーンを行った2月、3月と上がっているのが分かります。
SimilarWebのデータですと、通常の月のアクセスが約8,5000だったとして、キャンペーン時には約130,000まで上がっています。
キャンペーンの効果で、アクセス数が通常の1.6倍上がっていると言えるでしょう。

● カリギュラ効果を発揮できなかったであろうPASSPO☆の例

皆さんもよくご存知、ニューアルバム「Beef or Chicken?」を発売したばかりのPASSPO☆!
PASSPO☆が分からない方のためにご説明しますと、
PASSPO☆(ぱすぽ)は、”みんなでつくる”をコンセプトに09年に結成された「空と旅」をテーマにしたガールズロックユニット。
メンバーを「クルー」、ライブを「フライト」、ファンを「パッセンジャー」と呼び、キャビンアテンダントをイメージした衣装を着用し、その唯一無二のコンセプトとインディーズ時代から一貫した本格的なROCKサウンド、アイドルらしからぬ言動や行動から醸し出す親近感が支持されています。

彼女たちもこのカリギュラ効果を使った施策を行っているのですが、
客観的に見て、その企画が残念ながら効果を発していないのです。

PASSPO☆オフィシャルサイトでは今も新プロジェクトが発表される日までのカウントダウンが表示されています。

この企画、カリギュラ効果を使っているのに、その後のユーザーアクションに繋がっていないように思えます。

<PASSPO☆新プロジェクト ユーザーアクションの流れ>

新企画が5月31日に始まりますよ

ユーザー「何が起こるんだ!?」

新プロジェクト告知動画にシルエットが出てたきたから新メンバーか?

憶測はできるが、ユーザーは待つしか無い

ユーザーアクションが起きない

ニューアルバム発売のニュースに埋もれる

この他にも、同じPASSPO☆が行った企画で
2015年1月1日の奥仲麻琴卒業フライト「新年だよ!5周年とすこし便~全曲忘れず踊れるかな~」にて
一部楽曲で、卒業したメンバーが踊るシルエットが映った動画が流れたんです。

演出として素晴らしかったこの企画も
ほとんどのユーザーがそれに気が付けないと言う(僕と友人は気が付きませんでした)
事態を招いてしまいました。
それでは企画/演出した意味がありません。

 

訪問者数の推移をSimilarWebで見てみると

img_passpo

http://www.similarweb.com/website/passpo.jp
1/1の卒業フライト以降サイトへのアクセスが下がっているように見えます。
そう、元永遠のセブンティーンまこっちゃん(奥仲麻琴さん)は1人で地上波に出演したりするほどPASSPO☆の中でもかなりの人気メンバーだったのです。

IMG_5964
とある方から譲り受けたサイン入りカレンダーです。(未開封、一生開けられないよ)

PASSPO☆のサイトは全体的なPVも私立恵比寿中学の1/6ほどとなっています。
この状況でPASSPO☆に未来はあるのか、心配になる気持ちはよく分かります。
(僕が心配してますw)

ネット施策で露出やアクセス数を上げる事はできます。
全ては、ユーザーに興味を持って貰う企画を打てるか否かでしょう。

●PASSPO☆の企画はどうあるべきだったのか?

正直なところ、そればかりは分かりません。
「どうすれば成功したのか」と言う事は考えるだけ時間の無駄です。

で、あれば次回以降どういった戦略を練っていけば良いのか。
それはこうするべきだと僕は考えます。

  • 今回の企画をアップデートしたような似た事をしない
  • 前回とは全く違う発想で企画を考える

● 今後PASSPO☆はどういった戦略を行うべきなのか

  • ニューアルバム発売の際は特設サイトを作る
  • QuoitworksQoopu.netにサイトを作らせてみる
  • さらにQuoitworksQoopu.netにはっちゃけ隊のサイトを作らせてみる
  • パッセンがPASSPO☆にやって欲しい企画を投稿するサイトを作る
  • パッセンがPASSPO☆の曲を作って1曲選んで実際にフライトで披露する
  • パッセンによるPASSPO☆楽曲をリミックスする大会を催す
  • パッセンとクルーでマシュマロ銃サバゲーを開催する
  • PASSPO☆のフリー素材を配る
  • 「泣くな上を向け!俺はここだ!」ユナイテッド横さんに1番似ているパッセンを探す企画を開催する
  • 竹中先生とPASSPO☆だけで企画/立案フライトをする
  • ライブDVDには必ずPretty Lieを入れる(映像で残せる最後のあんにゃ、さこ、ゆっきぃの掛け声だったのに。。)
  • バンドPASSPO☆の2daysを端折らない
  • 毎回フライトでGPPをやる
  • セクシー路線で売らない

パッと思いつくアイデアを羅列してみました。(後半、ほぼネット施策でなく私利私欲w)
アイデアの出し方はまた別に方法論がありますので参考にしてみてください。

企画というのは、裏の事情(大人の事情)の制約がたくさんあると思いますが
制約を持たせずアイデアを出せるだけ出し、そこから絞られるべきだと思います。

面白い企画からは磨き上げられた知性を感じることができ
引っ掛かりがなかったものは決済権のある人が独断で決めたような印象を受けます。

ユーザーの面白い、つまらないの判断基準はとても単純で明確です。
だからこそ、企画立案が難しいのかもしれませんね。

● まとめ

はい、という訳でアイドルを通して企画立案の大切さや、心理効果の例を見てきました。
こういった分析を行うことで、常にユーザー視点で考える訓練になると思います。
是非皆さんも、好きなアーティストの企画などで「僕が私だったらこうやるのに!」を分析してみてください。
きっと面白い気付きがあると思いますよ!
(僕、PASSPO☆でいつも妄想してる。)

そしてPASSPO☆の魅力を存分にお伝えできたと思います!
新しいアルバム「Beef or Chicken?」が出たのです、素晴らしいので皆で聴きましょう。
聴きましょうよ!聴こうよ!聴くってええげっへっへっへ〜
PASSPO☆気になる!と言う方は是非、こちらの「インディーズ/洋楽ファンにオススメしたいPASSPO☆の楽曲5選」記事もどうぞ〜。

弊社では、企画立案もお客様と二人三脚で行っていきます。
お気軽にご相談ください

それではまた次の記事でお会いしましょう〜
それでは以上、テル・豊田でした!

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